お得な電気料金プランでもお得じゃなくなる?!燃料費調整単価の上限撤廃から電気代について考える

先日、電気を契約している中部電力(中部電力ミライズ)から、「燃料費調整単価の上限撤廃のお知らせ」が郵便で届きました。我が家が契約している電気料金プランは、燃料費調整単価の上限撤廃対象になったようです。この冬はどれくらい電力価格が高くなるのでしょうか。前の新電力の電気代高騰騒ぎと同様のことが起こるのでしょうか。久しぶりに電力会社の電気使用料が分かるWEB明細をみて、電気料金について考えてみました。

※注意:下記電気料金プランは中部電力(中部電力ミライズ)のものになります。

燃料費調整額とは?

燃料費調整額とは燃料費調整単価に電力使用量をかけたものです。

電気料金の計算方法
中部電力ミライズ 個人のお客様向けページ 燃料費調整制度とはより電気料金の計算方法(従量電灯Bの場合)。図は中部電力ミライズサイトより引用。

例えば、中部電力の2022年9月分調整単価は低圧の場合5.06円/kWhです。

我が家の9月電気使用料は503kWhなので、503×5.06円=2,545円18銭が燃料費調整額として徴収されます。ただし、2022年12月からは燃料費調整単価の上限が撤廃される料金プランがあるため、契約プランによって燃料費調整単価が変わる可能性があります。

燃料費調整単価の上限が撤廃されるプラン例
ポイントプラン、おとくプラン、とくとくプラン、スマートライフプラン(朝とく・夜とく含む)、スマートライフプランforスマート・エアーズ、ビジとくプラン等

最近新設されたお得なプランが上限撤廃の対象となり、家庭向きでよく使われている従来電灯Bは今のところ上限は残るようです。詳しくは中部電力ミライズ株式会社のプレスリリースを確認ください。

https://miraiz.chuden.co.jp/info/press/1208702_1938.html

燃料費調整単価に応じた電気料金プランシミュレーション

燃料費調整単価の上限が撤廃されれば、現在加入している料金プランが、お得じゃなくなる場合もありえます。中部電力(中部電力ミライズ)では燃料費調整単価の上限があるプランへの電気料金シミュレーションが用意されていました。今契約しているプランや電気使用量がわかれば、燃料費調整単価に応じた料金プランを試算できます。

https://miraiz.chuden.co.jp/revision2022/simulation/

我が家の結果はこちら。

燃料費調整制度の変更に伴う電気料金シミュレーション
燃料費調整制度の変更に伴う電気料金シミュレーション より

燃料費調整単価が 8.33円/kWh 以上となった場合「従量電灯B」に変更したほうが安くなるようです。 すでに10月には燃料費調整単価が上限の5.36円/kWh に達します。11月は恐らく10月の同様の単価ではないかと推測しますが、上限が撤廃される12月からの動向に注目するしかありません。今契約中のプランは、一度変更すると新規申込み停止のため再申込みできません。比較するとお得だから変更したくないんですが、なんとも難しい状況です。

電気代を抑えられる?自家発電

電気代の上昇を抑えるには自家発電が有効です。燃料費調整額は電力会社から購入して使用した電力量に比例します。もし、太陽光などで自家発電して消費した電力分は対象外です。また、電力会社の請求にある「再エネ発電促進賦課金」も電力会社からの購入して使用した量に応じて決定されるので、自家発電分は対象外です。とはいっても、太陽光の設置、導入費はかなりかかりますが、太陽光に積極的な自治体は補助もあります。例えば太陽光設置義務化を検討している東京都は設置に一部補助もあるようですし、沖縄電力では設置費用0円で屋根に太陽光を載せて、さらには蓄電池も貸し出すサービスもあるようです。

我が家では電力消費が多い月だと燃料費調整額と再エネ発電促進賦課金を合わせて4,000円ほど徴収されているので、もしこれらの単価が上がっていくのであれば、太陽光もありなのかなぁと思います。

節電ポイントはどうなった?

WEBで電気代明細を確認するためWEBサービス『カテエネ』にアクセスしたところ、夏の初めにあった「節電ポイント」の申込みが始まっていたのでついでに申込みました。6月頃、夏の電力需要逼迫が予想されるために、国(経済産業省)が国民、事業者へ節電の取り組みを促すために検討された「節電ポイント」ですが、いろいろ調整し、秋になってようやく始まるようです。

この「節電ポイント」とは、経済産業省「電気利用効率化促進対策事業」の補助金事業に基づき、経済産業省が助成するポイントを電力会社が参加者に付与する仕組みで、節電キャンペーンに参加した家庭には一律2000円相当のポイントを付与するというもの。各電力会社で申込み準備ができたところがあれば、まだ9月時点では夏の独自節電策実施中のところもあるようです。11月には出揃うのかな?こちらも今後の動向に注意ですね。

大手電力会社の節電ポイント申込み窓口

■東京電力(東京電力エナジーパートナー)

TEPCO省エネプログラム2022 2022年8月17日(水)~2022年12月31日(土)まで。国だけではなく、東京都も別プログラムを用意し、節電が達成できれば特典がもらえるようです(都の申込みは10月末まで)

■関西電力

冬の節電プロジェクト2022 2022年9月29日(木)~2022年12月31日(土)まで

■中部電力 (中部電力ミライズ)

冬の節電プログラム 2022年9月5日(月)~2022年12月31日(土)まで

節電も気温次第のところがありますが、燃料費調整単価と共に、どうか穏やかな冬でありますように。