【通信費削減】コミュファを解約して NURO 光 に乗り換えた話

NURO光 申し込み画面より引用

東海地方の光回線業者として有名なコミュファ。今の家に住んでから10年以上コミュファを使い続けていましたが、安定性や速度に対して不満があったため、最初の1年は価格激安キャンペーン中NURO 光に乗り換えました。結果、NURO 光に乗り換えてみて「速度に満足!」とはならなかったのですが、前より安定するようになったことと、本当に開通翌月から980円になるのでお得です。我が家でのコミュファ→NURO 光へ乗り換えた流れを紹介します。

コミュファに対する不満

2021年からコロナ禍で在宅勤務が増え、自宅でネット接続する端末が増えてくると、どうも通信が安定しなくなってきました。最大接続端末は7台ほど。子供のスマホやタブレットが3台、親二人がスマホ&PCで接続するので7台となり、そのうち5台くらいがYoutubeの動画や音楽にアクセスすると、どうも遅くなります。

【コミュファ利用プラン】コミュファ ホーム300・セレクト 速度が最大300Mbpsのプラン。回線の月額料金は3,295 円 (税込 3,624 円)。プロバイダは別で選ぶことができ、So-netを利用していました。

全員プライベート利用だったら、「みんな接続しているから遅くなったね。」で済んだのですが、オンライン会議となると、接続が安定しないと、ひたすら相手に謝ることになります。最悪の場合、接続もできず謝るところまでいけない。これはさすがに耐えられない。コミュファの通信回線がいけないのか、So-netのプロバイダが混んでいるのかわかりませんが、平日の昼間から通信速度が10MBp以下になるのでうんざりしました。これはひょっとしたらインターネット利用が増えたため、フレッツなど、他社も同じような状況だったのかもしれません。ONUの電源を一時的に切ることで、次の接続では空いている回線に繋がる可能性にもかけたのですが、それでもダメでした。

とにかく回線を他社に移転しよう。長期割引の解約時期に、長期割引契約を切っていくことで、移転する準備はをしていきました。

NURO 光に申し込む

2022年6月上旬、長期契約の解除手続きをコミュファ、So-netと行うことができたため、移転手続き開始です。工事の完了日が1~3ヶ月、いつ工事が実施されるか分からないということと、NURO 光の無料貸し出しである無線Wifiルータは到着日の約束ができないため、コミュファに解約前にNURO 光に申し込みました。もちろん、1万円キャッシュバック期間中にネット上で申し込むみました。

1.月額料金 1年間980円
2.工事費相当分実質無料
3.設定サポートサービス無料
4.「期間限定」キャッシュバック10,000円

光電話つきで申し込もうと、申し込みフローの中で「NURO 光 でんわ」を選択するのですが、我が家の電話番号はナンバーポータビリティ対象外であるらしく、引き続き使えないことが判明しました。ずっとNTTの固定電話をコミュファに移設して使っていたつもりだったのに、コミュファで発番された番号だったんですね。引越しの時に電話移設手続きを間違えたのか…。ガックリしつつも、「固定電話はイタズラ電話や営業電話が多かったし。」と開き直り、固定電話の電話番号を捨て「NURO 光 でんわ」の申し込みを中止、通信のみで申し込みをしました。利用料5200円(税込)となります。

申し込みと同時に宅内工事の予約もできました。なんと一週間後から選択できるではないですか。乗り換えは早いほうがいいので、平日最短で申し込むことに。時間帯も大まかに指定ができます。ちょうど申し込んだ時期が6月だったので、引越しシーズンが終わった頃だったのがよかったのかもしれません。これなら乗換えが早く済むかも、と期待が膨らみました。

NURO 光 宅内工事日

6月中旬。宅内工事は男性一人がやってきました。今回の宅内工事では、屋外にある電気や通信の引き込みポールと屋内にある情報ボックスまでの間をNURO 光用の光ケーブルを新たに敷設する工事で、宅内敷地にすでに埋設されている管に通す形となります。敷地外からポールへの引き込みは、別日で行う屋外工事の担当らしいです。宅内工事の方は事前説明をしながら、「そういえば、屋外工事の日にちが決定したようですがご存知ですか?」というので、ん?!いつになったの?と確認すると、宅内工事日である今日から約一ヵ月後の7月下旬。申し込みから開通まで1ヶ月ちょっとはかかってしまうものの、まあ許容範囲です。提示の最短工事日以外がいいなら変更できるようでしたが、「早く開通したいので、その日でお願いします。」と工事日の承諾をしました。その後工事開始。1時間もかからず光ケーブルの敷設が終わりました。情報ボックスから新しい細い光ケーブルがでて、設置されたNURO 光の黒いONUに光ケーブルも差し込まれています。「屋外工事が終わったあと、ONUに電源を入れてもらえれば使えるようになりますよ。」とのこと。これで工事完了です。ONUの説明書もなく、接続情報の用紙もなく、ここまでペーパーレスできてることに、新しい時代を感じました。

コミュファの解約

NURO 光の屋外工事日が決まったので、コミュファの解約をしなければいけません。解約はコミュファマイページで操作できないため、コンタクトセンターに電話連絡する必要があります。オペレーターさんは丁寧に話す女性。最初に「解約理由」を問われ、「NURO 光のほうが数百円料金があがるだけで速度が速くなるから。」と露骨に答える私。出だしから少し気まずくなったような気もしましたが、オペレーターさんは慣れているのか、「さようでございましたか。」とわざわざお詫びしてくださいました。次は解約の説明です。長期契約の有無を確認、ONUの返送についての確認、最終支払い金額についての確認などを行います。コミュファの解約日は自由に設定できるらしく、利用料金は日割りになるようでした。さて、7月下旬の屋外工事日までの契約にするか、いっそのこと7月一杯にするか。もしも、屋外工事をしたもののうまくNURO 光が使えないときを考えて、解約日を7月末にしました。オペレーターの方は終始丁寧に説明してくれるんですが、ひとつ説明の中で腑におちなかったのが「撤去工事費」についてです。費用が1万円(税抜)かかるのですが、コミュファ内の手続きとなり、我が家の敷地内ケーブルは撤去しないとのこと。「撤去しないのに撤去費用がかかるんですか?」と聞くと、「そうですね、ご希望でしたら撤去します。」とのこと。施設内に残しておくとなにか不備がでるのか?と想像するも、状況がよく分からない。例えば、次はNTTのフレッツに乗り換えた時に、「もう他社さんのケーブルで一杯ですね。」とか言われたりする?のか??。オペレーターさんにそういった「あるかもしれない困った例」を聞くのも気がひけたので、コミュファの光ケーブルは敷地内に残すことにしました。

電話の最後に、女性から「コミュファを長らくお使いいただきありがとうございました」と丁寧にご挨拶していただきました。

So-netの解約

So-netの解約はマイページ上でできました。マイページでできると簡単だよね、と思いつつ、So-netは20年以上使っていたため、あっけなさすぎて少々寂しさも感じました。知ってます?ポストペットというメールソフト。ポストペットとともにSo-netはあって、私はそれをほぼ全部知っているんだぞ。So-netには絶対帰らないだろう、と思いましたが、so-netとNURO 光の運営会社は同じソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社。完全に出て行ったことにはならないようです。悔しい。ソニーネットワークコミュニケーションご愛用者割引ぐらいやってよ。

NURO 光 屋外工事日

一ヵ月後、屋外工事の方が来ました。工事時間は30分くらいであっという間。でも、工事の方は一緒に開通立会いはしないんですよね。外の工事が終わった後帰っていかれたので、私がNURO 光のONUに電源をいれ開通確認。端末に表示された新しいSSIDにパスワードを設定すると無事ネットにがりました。一人で開通確認はちょっと寂しい。10年ほど前、コミュファ開通ときは、電気屋さんと一緒に確認していたんですが、効率でいくとこのような形になるのかなぁ。そういえば、NURO 光の工事日確認もスマホのSMSで通知ですし、工事日変更も専用ページからポチっと選択する形で、人手がかからないよう工夫がされてます。

NURO 光 開通

翌日、NURO光から「【NURO光】回線開通・ご利用開始のご連絡」というメールが届きました。利用開始日の通知です。なんてったって、工事月は利用料は日割り。利用料はこの日から発生するよ、という確認メールとなります。ひとつ失敗だったのは、NURO光とコミュファ、並行利用期間を短くするなら、屋外工事日をもう少し月末寄りでしてもらえば、利用開始初月の日割り負担が少なかったということかしら。もし接続がうまくできなかったらを考えて、NURO 光の無料貸し出しはWifiルータはいつ届くか約束がないこともあり、並行稼動期間として約10日をみてましたが、こんなにすんなり行くのならそこまでいらななかったかも、という気がします。少し損をしたかもしれません。

コミュファのONUを返却

8月になると、コミュファからONU返却キットが自宅に届きました。コミュファの光ケーブルを切断キットで切断し、ONUを宅配便で返却します。切断作業は動画説明もあり、動画をみれば、ああ、それだけなんだ!簡単!と思いましたが、動画をみてとりかかるまでが億劫だったりします。切断キットでチョッキン!すると、終端がとじられました。「撤去費用」をコミュファに払っているのに、こちらが屋内の光ファイバー撤去作業するなんてなぁ、とぼやきたくもなりたくますが、ONUはレンタルという扱いで返却義務があるため仕方ありません。ONUが入っていたダンボールにケーブルやら本体やらを突っ込み、返却しました。

NURO 光からの請求

8月上旬、NURO 光の7月利用料がクレジットカード会社からあがってきました。初回支払い金額は3648円。利用料金5200円の日割り金額から割引特典金額4220円を日割金額したものをマイナスし、事務手数料3300円が加算されたものです。

同じ8月には、コミュファからの撤去費用1万円込みの7月利用分の支払い(約14,000円)もあがっていまました。旧通信会社解約費用と新通信会社申込月の費用が同月にあがってくると、かなり負担に感じられます。それでも1年間トータルでみれば、ずっとコミュファを使っていたよりもキャンペーン分割引(12カ月間4,220円割引)分、安くなるはずです。

9月上旬、NURO 光のマイページでは、ちゃんと支払い金額980円の明細ができあがっていました。キャンペーン内容に嘘はないようです。

NURO 光 特典移転時の意味づけ
特典1 今なら1万円キャッシュバック(期間限定コミュファ光の撤去費用代金1万円を帳消しにする
特典2 工事費実質無料工事費タダ(ただし約束期間利用した場合。今回は36ヶ月以上利用が条件)
特典3 12カ月間4,220円割引この特典からNURO 光契約事務手数料3,300円とコミュファとの平行稼動利用日数料金を引いた金額が移転時の節約できた金額となる
※2022年6月時点のNURO 光キャンペーン内容を基にしています。

NURO 光の速度

スピードテストをすると、我が家の端末たちのダウンロード速度結果はそれぞれバラバラでした。2022年春に購入したばかりのスマホ Xiaomi 11Tで計測すると、500Mbps越え。私がNURO 光に期待していた速度に近いものです。

2021年発売のスマホ Xiaomi 11T で測定。 5GHz帯接続 平日10時

でも、端末や接続時間や曜日、電波種類によってかなりばらつきがあります。

接続端末電波種類ダウンロード速度
1.ノートPC(2018年製)有線 2.4GHz帯接続100Mbps前後
2.ノートPC(同上)無線 5GHz帯接続100Mbps前後
3.スマホ(ASUS ZenFone4 2017年発売)無線 5GHz帯接続30~70Mbps
4.スマホ(Xiaomi 11T  2021年発売)無線 5GHz帯接続500Mbps前後
5.スマホ(OPPO Reno5 A  2021年発売)無線 5GHz帯接続300Mbps前後
6.スマホ(iphone SE 第3世代 2022年発売)無線 5GHz帯接続
7.デスクトップPC(発売年不明。古い)無線 2.4GHz帯接続10~30Mbps
ダウンロード速度に関しては、Googleのインターネット速度テストを、午前中、午後等数回実行して、大体これくらいの速度が表示されてたなぁ、という値です。また、テストする場所をかえると速度が変わります。スマホは大方無線機近くで測定していますが、PCは移動が面倒なので距離があります。一定条件でしっかり測定しているわけでもなく、大体の値ということでご了承ください。

速度に関しては、接続が有線か無線かという違いよりも、端末の発売年や搭載部品に関係があるようです。

また、NURO 光に変えてよかったことは、以前は古い端末だと、PC利用中でも無線接続が勝手に切れることがあったのですが、最近はほぼなくなりました。「勝手に切断」は結構イライラしていたので、すごく良かったです。あの切断、PCが古いせいだと思っていたのですが、そうではなかったようです。