リビングはレール式スポットライトが6機ほどついています。作業をしているとこのスポットライトからの光が弱く感じるので、ひとつ温白色にしてみたところ、電球色の色の温かさを持ちつつも、少し明るくなってちょうどいい感じになりました。今、温白色はリビングの電球色の中でも人気とのことで、今までの電球が切れたらに少しずつ買い換えるようになりました。温白色はまだ知名度が低い色なので少し紹介したいと思います。
電球色を変えるきっかけ
リビングの机で作業をしていると、なんだか暗いんですよね。築5年くらい経つと、スポットライトの電球がひとつ、ふたつと切れはじめ、年に1回は家電屋さんに買い替えに行くようになりました。その度に、この『リビングちょっと暗いよね問題』が頭をよぎります。そこで、最近出てきた温白色。たまたま住宅設備の見学のために行ったパナソニックショールームで温白色について尋ねたら、「この温白色のほうが電球色よりスマホ画面が見やすいということで、人気なんですよ。」とのこと。40W相当、60W相当といったものが明るさが基準と思っていただけに、色だけ変えて、そんなに変わるものだろうか。他にも、家に住む方が「電球色だと色が赤すぎる。」「昼白色だと白っぽくて冷たい。」と好みが分かれた時の折衷案として温白色が選ばれたり、在宅勤務の時、電球色だとちょっと暗い、というときに選ばれるそう。とにかく、電球色より温白色のほうが作業性が高いらしい。でも、色だけでそんなに変わるもんかぁ?少々疑いを持ちつつも、買ってみることにしました。
温白色とは
電球の光色として代表的なものは、リビング用としてよく販売されている赤っぽい発色の電球色(2700K)と、白くて少し青みがかった昼白色(5000K)です。温白色(3500K)はその中間で、赤色でもなく、白色でもない、黄色に近い色。光色は空間イメージだけではなく、作業性にも影響するようで、手元をみて作業することが多い事務所などは、はっきり見える白っぽいものを選ぶようです。温白色は、くつろぎの時間ではあるけれど作業もする場合にぴったりで、電球色よりはっきり見えるようです。さて、その効果はいかに。
温白色電球を購入
Amazonで少し安くなっていたこともあり2個セットを購入。本当はT型というものが今まで使っていた電球の交換候補なんですが、残念ながら温白色の取り扱いがありませんでした。そこで、温白色があるコンパクトタイプの電球にして、ワット数をあげることによって光束を以前使っていた蛍光灯と同じぐらいになるように選びました。購入時、同様タイプの電球色より温白色は値段が少し高いので購入を迷いましたが、色が変わって明るくなることを期待して購入を決めました。
新しい電球を照明器具にねじ込んでつけてみると、意外と明るい。光に強さがあるのか、机に届く光が増えたよう。リビングがパァッと明るくというより、「ん?明るくなった?」という感じ。食事の時、学校の宿題をやるとき、自然に少し明るくする効果があったようで、部屋全体の光とも馴染んでいます。また、今回の色変更で、リビングのスポットライトは電球色、温白色とまざってしまいましたが、灯りがついている電球をみると色が違うことがわかるものの、普通に部屋にいるぶんには「こっちの方はなんか色が違う」と感じることはありません。照明の買い替えの時に少しずつ温白色に変更すれば、リビング全体がちょうどいい明るさになるのではと考えています。
温白色の問題点
まず、温白色の取り扱いが少ないです。今のところ、パナソニックのパルックが温白色の電球が豊富で手にはいりやすいようで、家電屋さんの照明コーナーでも、パルックの取り扱いは見かけます。ただし、口金(くちがね:電球をクルクル差し込むところの大きさ)や電球のタイプによっては温白色の取り扱いがない場合があります。
また、温白色は電球色や昼白色の電球より単価が高いです。値段が高いとなると、電球色から温白色に切り替えるという需要が起こるのは、少し難しいかもしれません。また、温白色という光色自体の知名度が低いことも普及にむけて問題かもしれません。電球がきれたら、型番を調べて同様のものを購入するのが一般的。店舗にいけば、温白色の比較色見本があって、興味をもって交換することがあるかもしれませんが、ネット購入だと、同様の商品しかお勧めで表示されないので、「温白色」を調べることも、みることもなく、色の浮気をすることも少ない気がします。
温白色は光色としてとてもいいので、この「温白色」の存在がメジャーになれば、取り扱いメーカーが増えて商品価格が少し下がるかもしれません。ぜひ認知度があがってほしいです!